TNM分類とは、UICC(国際対がん連合)によって決められている癌の国際的な病気の分類です。
身体の28部位の癌について、
1. 原発腫瘍の進展度
2. 所属リンパ節の状態、特定の部位では遠位リンパ節
3. 遠隔転移の有無
この3つの要素から考えて、病気の範囲を分類するものです。
医師が治療をする際も、患者様がご自身の病気の状態を考えるのに
も便利な基準になります。
【舌癌のTNM分類】
舌癌のTNM分類は、以下のようになります。
癌の大きさと転移を前提に次の表をご参照下さい。
T1: (癌の)最大径が2cm以下。
T2: 最大径が2cmを超えて、4cm未満。
T3: 最大径が4cmを超えて、6cm未満。
NO: 舌の周囲(口腔内)や顎の骨に転移している。
N1: 3cm以下の頸部リンパ節転移を1個認めている。
N2: 3cm以上の広がりを持つ頸部リンパ節への転移を認めている。
頸部リンパ節とは
顎の骨のラインより下から鎖骨の辺りよりもわずかに上の領域の
リンパ節を指します。
上記のT1〜T3、N0〜N3を組み合わせて、下記の病気を考えます。
難しくはありません。T1とかは単語みたいに覚えればいいんです。
【舌癌の病期】
病期T期: T1NO
(最大径が2cm以下で、かつ、頸部リンパ節転移を認めていない)
病期U期: T2NO
(最大径が2cmを超えて、4cm以下で、かつ、頸部リンパ節転移を認めていない)
病期V期: T3NO
(最大径が4cmを超えて、6cm以下。かつ、頸部リンパ節転移を認めていない)
:T1〜3N1
(最大径が2cmを超えて、6cm以下の範囲内で、3cm以下の頸部リンパ節転移を1個認める)
病期W期: T4NO〜3
(舌の周囲やあごの骨にまで広がっている。
かつ、頸部リンパ節の転移を認めていない、または3cm以下の頸
部リンパ節を認める。または、3cm以上の広がりを持つ頸部リンパ
節転移を認める)
<舌の周囲や顎の骨にまで広がるのと、3つの状態が段階的にあわせて考えています>
:T1〜3N2〜3
(最大径が2cm以上で、6cm以下である。かつ、
頸部リンパ節において3cm以上の転移を認めている)
:M1
(遠隔転移が認められている)
※遠隔転移とは
癌細胞は、最初に癌が発生した場所から、血液やリンパ液の流れ
に乗り、全身をめぐります。この途中で癌細胞が生まれた場所とは
離れた臓器などに転移してしまうこと。
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