2008年08月10日

リンパ節転移と舌癌

 舌癌を代表する口腔癌では、発覚した時点でリンパ節への転移をまず気にしなくてはなりません。

リンパ節というのは、耳の付け根から首を通って鎖骨までの辺りにあります。

両手で耳の付け根を触って、そのまま鎖骨まで真っ直ぐおろして下さい、だいたいその辺りです。

リンパ節への転移がされた場合、そのまま肺などの内臓器官にも癌が転移、結果として癌細胞が全身を脅かすことになるのです。

全身に転移した場合は、その後の治療が困難になってしまうので警戒しなくてはならないのです。

  

さて、このリンパ節への転移は、医師でも判断が難しい場合があります。

風邪や口内炎でもリンパ節は腫れるからです。

医師はリンパの辺りを触診したり、エコーやCT、MRIなどの検査によって転移がなされているかを検査します。

一定期間、検査を行いリンパがどう変化するのかを見るのです。

腫れが大きくなっている場合、舌癌のリンパ節転移が疑われます。

腫れたりおさまったりしていれば、転移の可能性は低いでしょう。



もし、不幸にも舌癌がリンパ節に転移していた場合、リンパ節郭清が行われます。

リンパ節郭清というのは、手術によってリンパ節を切除してしまう治療です。

癌細胞の経路であるリンパ節を切除することによって、もっとも恐ろしい肺などへの転移を断ってしまうのです。

 

 このようにリンパ節の転移が一度なされると、治療が非常に厄介なものになります。

 舌癌におけるリンパ節への転移は患者様の約40%と言われ、その転移のしやすさを物語っています。

 舌癌とわかったなら、まずはリンパ節への転移を警戒。

 転移していたならば、医師と相談して、前向きにリンパ節郭清などの治療法を行っていきましょう。

 最悪の場合は、肺への転移でこの段階までくれば手術は行われませんが、それでも希望を捨てずに舌癌と向かいあうことが望ましいでしょう。
タグ:舌癌
posted by HARUKI at 20:54| Comment(0) | 症状と舌癌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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