2008年08月23日

類似症状と舌癌

 舌癌の見落としや誤診につながるのは、具体的な初期症状が多岐に渡っているのもそうですが、類似症状がかなり多いということです。
 
 口の中に出来る出来物だけでも相当ありますし、口の中に出来る病気(虫歯や歯肉ガン)も書ききれないほどあります。
 
 口や舌は人間の健康状態をよく表す場所と言われており、健康な舌の表面は淡いピンク色です。飲みすぎて胃の調子が悪い時は表面が白っぽくなります。

 健康状態に敏感な舌ですが、舌癌の代表的な類似疾患は以下のようなものになります。


○口内炎(再発性アフタ)

○白板症

○難治性かいよう



( 1 ) 口内炎

 口腔粘膜に出来る紅斑のことで、誰もが経験して悩まされる口内炎があります。

 舌癌のしこりと口内炎を見間違ってしまい、そのまま放置されてしまうことがあります。

 口内炎の原因は葉酸などの鉄分やビタミンB群などが不足して起こります。

 不摂生をしたり、徹夜ばかりで身体の調子が悪い時に発症しやすいです。

 口内炎の場合は、1週間程度で完治することがほとんどです。

 しかし、1週間を過ぎても口の中に違和感がある場合は注意した方がよいでしょう。

 もしかしたらと思ったらすみやかに専門の病院を受診して下さい。

 この段階で舌癌と決めつけることは出来ませんが、違和感を感じたら病院を受診しましょう。

 舌癌は早期発見によって、リンパ節の転移や肺への転移を抑えることが出来ます。



( 2 )白板症(はくばんしょう)

 白板症は正式には口腔白板症(こうくうはくばんしょう)と言われ、舌の側縁(舌の横)などに現れます。

 色も発症する場所も舌癌と似ているわけです。

 また舌癌の類似疾患であると同時に、白板症そのものが4.4%から17.5%が癌化するとの報告もあります。

 類似疾患と言えど、舌癌の危険性を秘めています。

 舌癌の前段階のものである、そう警戒するべきです。

 鏡で見るとわかるのですが、進行したものの場合は、一目でその異変に気付きます。

 原因としては、飲酒や喫煙、義歯やかみ合わせの悪い歯が舌を長期的に刺激することにより発症すると言われ、原因についても舌癌と類似しています。

 とにかく変だと思ったら、仕事が忙しくても、専門の医師にご相談下さい。


( 3 )難治性かいよう

 口の中がただれたり、舌の側縁にしこりが出来るものです。

 痛みが伴う部類の症状です。
 
 進行するとかいようの表面から出血が起こり、なかなか止まりません。

 また、腫瘍を作る場合もあります。

 腫瘍と言っても良性腫瘍の場合もあり、必ずしも悪性腫瘍(癌)を形成するとは限りません。

 しかし、進行すると痛みや出血が深刻なものになるので、治療が必要不可欠です。

 治療法としては、早期に発見した場合は、塗り薬や口腔の洗浄でも治癒することは出来ますが、進行してしまった場合は舌の切除も考えられます。

 進行した舌癌と同様、舌の切除です。舌の病気は侮れません。

 大幅に舌を失った場合は、嚥下障害や構音障害などの後遺症が予想されるので、人体の一部を切除して舌の再建手術を行います。

 舌癌と同様、早期の治療が必要となりますので、異常を感じた場合はすみやかに専門の病院を受診して下さい。

 このように舌癌の類似症状は代表的なものでも3つもあり、進行した場合はどれも深刻なものです。

 舌は健康状態が現れやすい場所です。

 シグナルを感じたら、即座に医師を往診しましょう。
タグ:舌癌
posted by HARUKI at 15:30| Comment(0) | 症状と舌癌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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